5/23のナビスコ杯最終節に続き甲府との連戦。
今度は聖地カシマに甲府を迎える。
ナビスコ杯予選リーグでは1勝1敗。
共にアウェイで勝利を収めた。
今節甲府には攻撃の要である茂原が戻ってくる。
5/23に対戦した時よりも攻撃力が増してくるはず。
ここはきっちり抑えてもらいたい。
この日、午前中に予定があった為、その予定が終わった後カシマへ向かった。
試合開始の30分前にカシマに到着。
前半開始から甲府が攻めてくる。
なかなか鹿島のペースにならず我慢の時間帯が続く。
そんな中前半20分、3日前の鹿島に起きたアクシデントが甲府に訪れる。
DFの選手だったが、負傷で交代を余儀なくされた。
この辺りから鹿島が流れを掴んだ。
前半28分、ハーフラインとゴールラインの中間位、右サイドでFKを奪う。
野沢の右足から放たれたボールはGKが飛び出せないところへ上がり、マークを振り払いほぼフリーになった岩政がヘッドで決め先制!!
ヘッドとは思えない強烈なシュートだった。
その後、曽ヶ端が相手FWとの1対1の場面もあったが、曽ヶ端のファインセーブもあり、前半は1-0で終了。
後半、甲府は前半以上に攻めてきた。
甲府のキーマンはやはり茂原。
左サイドから何度も攻撃を仕掛けてきた。
後半20分には決定的なシュートを放たれるが、曽ヶ端がキャッチ。
鉄壁の守備を見せる鹿島に再び歓喜の時が訪れる。
後半20分、前半終了間際に負傷した興梠に代わり2年目の佐々木投入。
迎えた後半31分、右サイドでボールをカットした本山がヘッドで野沢へスルーパスを送り、野沢はノートラップでセンタリングを上げる。
そして、唯一ゴール前に走り込んだ佐々木が相手DFの前に入り、これまたノートラップで右足を振り抜きゴール左へ突き刺した!!
プロ初ゴールは試合を決める貴重な追加点となった。
ゴールの後、サポーターの声援に応える佐々木を岩政が引き倒す。
あっという間に鹿島の選手が重なり、佐々木の姿が見えなくなった・・・
間違いなく痛かっただろうが、喜びで痛みも感じなかったはず・・・
結局2-0で勝利。
MVPは佐々木だった。
若い選手が活躍して結果を残す事はチームにとって非常に良い事だ。
チーム内の競争が激しくなりレベルが上がる。
ヤナギが怪我から復帰してもポジションが無い可能性だってある。
リーグ戦は2週間の中断に入るが、5月はナビスコを含めて無敗で終えた。
次節は6/9アウェイ大分戦。
それまでに連戦の疲れを取り、6月も無敗で突き進んでもらいたい。
May 2007
ナビスコ杯の予選リーグも最終節。
予選リーグの第3節を終えた時点で奪った勝ち点はわずかに『3』。
『今年のナビスコは終った』と思った。
ところが第4節、第5節と名古屋に勝利、甲府・新潟がドローで足踏みをしたこともあり、この最終節に勝利すればグループ1位で予選突破という状況になった。
最終節の相手は甲府。
甲府は攻撃の要である茂原が出場停止だが、攻撃サッカーを掲げるホーム甲府は決して楽な相手ではない。
しかし、ここ一番で強いのは鹿島。
アウェイで勝負強さを見せてもらい。
試合序盤、前半7分に思ってもみないアクシデントが起こる。
マルキーニョスが負傷交代したのだ。
開始早々にボールを追っていった後に険しい表情のマルキーニョス・・・
その後交代までマルキーニョスはほとんど走れていなかった。
代わりに入ったのは興梠。
田代の高さと興梠のスピードでどこまで崩せるか・・・
ところが前半12分、PA近くでFKを与えてしまい、その壁に入った興梠がFKを顔面で受けてしまい一時ピッチの外に出てしまう。
一度は治療中のスタッフが『×』のサインを出したが、幸いにもピッチに戻ってプレーを続けた。
しかし、興梠らしさがやや影を潜めた感は否めなかった。
その後、前半30分に甲府に右サイドからセンタリングを上げられ、中央でヘッドで落とされシュートを許すという、点が入ってもおかしくない展開を許すが、ここで失点をしなかった事が大きかった。
前半36分、甲府の攻撃に耐えた鹿島に幸運が訪れる。
中盤で甲府の林がヘッドでクリアをしようとしたが、クリアボールは甲府のゴール方向へ転がる。
そのボールに反応した田代がGKをよく見て右足で決め先制する。
前半はそのまま1-0で終了。
後半も甲府の攻めは衰えない。
しかし、安定してきた鹿島の守備陣が踏ん張りを見せる。
後半15分に本山のセンタリングを田代がヘッドで決め追加点。
後半20分にも本山のゴールで試合を決める。
後半36分に甲府の選手が負傷退場。
交代枠を使い切っていた甲府は10人に。
10人の甲府を相手に失点を許さず3-0で勝利。
見事に決勝トーナメント進出を決めた!!
一時は諦めかけていたナビスコ杯だが、昨年の11/3、国立で流した涙を無駄にしない為にはやはり国立へ行くしかない。
決勝トーナメント準々決勝の相手は広島。
昨年の覇者千葉を破って初の決勝トーナメント進出を果たした。
Jリーグ屈指の2トップを抑えてまずは準決勝を目指す。
11/3、今度は歓喜の雄叫びと涙を流したいものだ。
前節ようやくホームで初勝利。
この勢いのまま新潟にも勝ちたいところだ。
ただホームで強い新潟はやりにくい相手だ。
この日はあいにく仕事だったので、帰宅後に録画したものを観た。
この日新潟は期限付移籍中の深井君が先発。
敵に回すと嫌な相手だ。
あのスピードは2〜3人でマークしないといけない。
それでも振り切られる可能性だってある。
守備陣も以前に比べれば安定してきたが、ここは踏ん張ってもらいたい。
開始早々の前半4分、岩政が鼻骨骨折でフェイスガードをつけているにもかかわらず、CKからヘッドで決め先制。
試合の主導権を握る事ができた。
ところが前半15分、中盤で深井君にパスカットをされ、そのままPA内までドリブルでの突破を許してしまい、同点ゴールを決められてしまう。
最も決められたくない選手に決められてしまった。
試合が振り出しに戻ってしまったが、終始鹿島ペースだったと思う。
新潟の調子があまり良くなかったのかもしれない。
鹿島も決定力不足が出てしまった。
結局1-1でドロー。
勝ち点1を分け合ったが、勝ち点3が取れた試合だっただけに悔やまれる。
連勝はならなかったが、5月はまだ敗けていない。
開幕当初の不振からは脱した。
あとは上がるだけ。
1試合1試合集中して試合に臨んでもらいたい。
名古屋戦の勢いのまま一気に上位進出!!
そのためにはこの日の相手、宿敵ジュビロを倒さなければならない。
かつてトニーニョ・セレーゾが『日本のクラシコ』と言ったこのカード。
浦和戦同様、絶対に敗けたくない相手だ。
この日ダニーロがスタメンに戻るのかを注目していたが、オリヴェイラ監督は控えに回す事を決断した。
3日前の名古屋戦で結果を残した中盤は崩せなかったのだろう。
リーグ戦でのホーム初勝利に向けて監督も悩んだであろう。
試合序盤は鹿島ペース。
前線からプレスをかけ速い攻めを続ける。
これが功を奏したのが前半13分、左サイドの本山がマルキーニョスへパス。
マルキーニョスがタメて走り込んだ野沢へパス。
野沢がセンタリングを上げ、田代がヘッドでゴールを狙うが、相手GKの川口にセーブされてしまう。
先制ならず・・・思った瞬間、そこに突っ込んで行った中後が押し込み先制!!
良く詰めていた!!
磐田の守備陣を見事に崩して主導権を握るかと思ったが、この先制点の後は磐田にボールを支配され続けてしまう。
なかなか鹿島がボールを回す展開が生まれず、我慢の時間帯が続いていった。
前半34分にはPAわずかに外でFKのチャンスを与えてしまい、直接狙われたボールはバーが弾いてくれて事無きを得た。
その1分後にはカレンロバートのシュートを曽ヶ端がセーブ出来ず、同点かと思われた瞬間、岩政がゴールラインギリギリのところで体を張って守りきる!!
さらにその3分後にも決定的なシュートを許すが、曽ヶ端のスーパーセーブで何とかゴールを死守する。
ヒヤヒヤしながら1-0で前半終了。
後半、流れを戻したいところだったが、後半13分に大岩がイエロー2枚で退場・・・
磐田が攻めてくる事が明らかだった。
しかし、この日の鹿島の守備はまさに鉄壁だった。
粘り強く守り続けていた後半31分、途中出場のダニーロが右サイドでタメを作り本山へパスを送る。
本山がダイレクトでセンタリングを上げ、そこに走り込んだマルキーニョスがDFのマークを振り切り右足でゴール!!
マルキーニョスの久々のゴールで試合を決定づけた。
終了間際に磐田に意地のゴールを決められ完封こそ逃すものの2-1で勝利。
ようやくホームでリーグ戦初勝利を収めた。
この試合は鹿島の守備が光った試合だった。
どんなに崩されても失点をしない雰囲気が漂っていた。
10人となってからの追加点は磐田に大きなダメージを与えたと思う。
不振のダニーロも2点目の起点となった。
これが復調のきっかけになれば良いと思う。
チーム内でのポジション争いが激しくなれば、おのずとチームのレベルも上がる。
これからの巻き返しに期待が持てる一戦だった。
中2日での試合が続く。
選手達の疲労が心配になってきた。
この日はナビスコ杯予選リーグの5試合目。
勝てば決勝トーナメントが見えてくる。
この日の相手は名古屋。
決勝トーナメント進出の可能性がほぼ無い為か、主力の一部を温存してきた。
そんな相手にアウェイとはいえ敗ける事は許されない。
この日オリヴェイラ監督がある決断をした。
結果を残せていなかったダニーロを先発から外したのだ。
控えにも入っていなかった。
中盤がどう機能するかに注目をした。
試合序盤から鹿島がペースを握る。
しかし名古屋のGK楢崎に抑えられ得点が奪えない。
ペースを握っても点を奪えない時にありがちなパターンが訪れてしまう。
前半31分左サイドを破られセンタリングを上げられると、相手FWヨンセンにヘッドで決められ先制を許してしまう。
結局0-1で前半終了。
嫌な流れだったが、後半は鹿島のものだった。
後半4分、CKから大岩が技ありヘッドを決め同点!!
その5分後には右サイド、ゴール近くからのスローインを受けたマルキーニョスがセンタリング。
楢崎が必死にボールに飛びつくが届かず、走り込んだ田代が無人のゴールへボールを蹴りこみ逆転!!
相手の一瞬のスキを突いた見事なゴールだった。
その後、後半17分にはカウンターから中央をドリブルで進んだ野沢から左に走り込んだ本山へスルーパス。
本山が楢崎の位置をよく見てゴールへ流し込み3点目。
後半20分にはCKから田代がヘッドで決め4点目。
その後名古屋の反撃を抑え4-1で勝利!!
恐らく両チームとも予想外の展開だったに違いない。
相手がベストメンバーでは無いとはいえ、ダニーロを外しての4得点という結果をオリヴェイラ監督はどう感じたのだろうか。
今節の結果、グループ2位に浮上。
グループ1位の甲府との勝ち点差はわずかに『1』。
しかも予選リーグ最終節の相手は甲府。
つまり、甲府に勝てばグループ1位で決勝トーナメント進出が決まる。
甲府・新潟が足踏みしたとはいえ、ここまで巻き返せるとは思ってなかった。
この勢いのまま決勝トーナメント進出を決めてもらいたい!!
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