後半も鹿島のペースで試合が進む

後半12分、この試合の結果を大きく変えるポイントが訪れる
慎三がPA内で倒されてPKを獲得
キッカーはマルキ
誰もが決めてくれると信じていた
ところが、浦和GK山岸の好守に阻まれてしまう
ややコースが甘かったこともあるが、この日の山岸は神懸っていた

絶好のチャンスを逸してしまった鹿島だが、その後も鹿島の攻勢が続く
前半よりもシュートを放つが、得点を奪うことが出来ない
点が入らないという嫌なムードは後半に入りより大きくなってしまった
そして後半35分、カウンターから最後はポンテに決められてしまう
圧倒的に試合を支配していたにもかかわらず先制を許してしまった
こういった展開の時にはよくあるパターンだ
それにしても、ポンテのシュートは巧かった･･･

その直後の後半36分、フェリペに代わり本やん投入
さらに後半43分、青木に代えて大迫投入
アディショナルタイムは4分
敗戦が目前にまで迫っていた
だが、後半45+5分
最後まで諦めない鹿戦士たちの気持ちがついに形になる

イバのロングスローを岩政が頭で中央のスペースに落とす
そのスペースに詰めていたのは途中出場の本やん
本やんの右足から放たれたシュートがゴール右隅に決まり同点
土壇場で冷静にシュートを放った本やんは本当に素晴らしい
岩政も空いているスペースによく落としてくれた
最後の最後で鹿戦士たちの執念が浦和の守備陣を打ち破った

結局、1-1で壮絶な試合は幕を閉じた

Vol.3へつづく

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